「食品関連分野の特許基礎知識」講座のご紹介
主な受講対象者
- 主に食品メーカー等の研究開発者の方
所要時間
- 応相談
※研修開催日は、開催希望時期の三か月前を目安にご相談ください。
講師
講座概要
食品関連企業における研究開発者の方々を受講者として想定した知財研修です。
大手化学メーカーの食品分野参入、機能性食品の用途発明解禁など、食品業界の知的財産(特に、特許)を取り巻く環境は大きく変化しており、企業間の知財をめぐる争いも激しくなっています。食品メーカーの研究開発者・技術者の方も、特許に対して高い意識を持っていくことが求められます。
しかし、世の中で提供される一般的な特許研修は、主に電気・機械系分野を前提にした解説が多く、食品業界の方々にはイメージしにくい内容になってしまうことも多くあります。
そこでこの研修は、特許に関わった経験が少ない食品分野の研究開発者・技術者を主な受講対象者として、「食品業界における特許」に的を絞り、日々の業務における特許との向き合い方・特許に対する考え方の基本を身につけて頂くことを企図しています。
レジュメタイトル抜粋(6時間研修の場合)
1. 食品業界・食品メーカーと特許
・食品特許を取り巻く環境
・食品と特許
・食品メーカーの研究開発者/技術者と特許のありかた
2. 食品メーカーの研究開発者/技術者が知っておくべき特許の基礎知識
・特許とは、発明とは
・特許権の及ぶ範囲
・特許の効果と影響
・出願から権利化まで、特許要件の基本
・特許明細書作成のためのポイント
3. 特許情報の調査と活用
・特許調査の目的、種類、重要性
・特許調査、非特許文献調査に用いるデータベース
・特許情報で何が分かるのか、特許情報で何ができるのか
・特許情報を分析する上でのポイント、特許マップの活用例
4. 食品分野における発明発掘のポイント
・研究開発者、技術者の考え方の特徴/特許(知財)部員の考え方
・発明発掘活動、特許化へのポイント
5. 第三者(競合他社)に対する対応
・該当と疑われる第三者出願/特許を発見したら
・該当性の評価、第三者特許対応フロー