発明基礎力
かつては、発明は発明者個人の発想力や知見・経験に依存するものであり、「発明は意図してできるものではない」という考え方も蔓延していました。一方、その反対の立場を取る考え方として「創造工学」という分野があります。
日本国政府が2003年に発表した知的財産戦略大網によれば、「知的財産の創造⇒知的財産の保護⇒知的財産の利用」の繰り返しを「知財創造サイクル」と名付け、この「知財創造サイクル」を回すことが知的財産業務の基本的なスタイルであるとしています。「知的財産の利用(特許であれば従来技術)を通じて、新たな発明を創造する」という考え方は当たり前のことですが、まったく実践されていない研究開発者の方も未だにいらっしゃるようです。侵害予防のために他社の公報は読むことはあっても、新たな発明をするために日頃から従来技術の特許公報を分析・活用している方は意外に少ないという意見もあるようです。
このセミナーでは、研究開発者が侵害予防や重複研究防止のために読み込んでいる特許情報を、新たな発明のネタとしても利用する方法を学ぶことで、意図的に発明を生み出すことができるという事実を、演習を通じて実感して頂くことができます。特に民間企業の研究開発者であれば、日頃から特許公報を読むことは「技術者としての義務」という人もいますが、研究開発者自身がそのメリットを認識していなければ、それも単なる心構えや精神論の域を脱しません。また、特許公報の正しい読み方自体を知らない技術者の方も多く見受けられます。これは正しい特許教育を受けていないのであれば仕方のないことです。
この講座の目的は「特許情報(先行技術)を利用して、新たな発明を生み出すことができるようになる」ことですが、まずは「日頃から特許公報を読む」ということが実践できる技術者を増やすことが重要です。その意識改革も兼ねた講座となっています。
・知財力は未来予測力で決まる
・競合に勝つ先回り特許戦略
・特許法から見た効率的な発明の方法
・発明とその説明方法
・発明評価
・他社の権利を回避して新しい権利を取得する方法
・発明強化戦略
・グループ演習、発表と講評
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